こんにちは。ままどんです。
いきなりですが、みなさん、ご両親とお墓のおはなしってされてますか?
最近「終活」なんて言葉が流行っていますが、
我が家の両親含め、きちんと終活をされているご両親世代の方って少ないのではないかなぁ?
と思っています。
- お墓に入りたい
- お墓に入りたくない
- 散骨してほしい
など、人によって希望は様々。
散骨なんてよくわからないし…
大切な人の死後のことなんて考えたくないよ〜
と思うかもしれませんが、「散骨」って意外と簡単にできて、ハードル低いんです。
今のうちにうっすらとでも考えておくことや、こんな方法があるよ!と知っておくことで、
大切な人の死後に後悔しないようにしておきましょう。
- 親の死後について考えたことない人
- 「散骨」について知りたい人
- そのうち、「墓じまい」を考えないといけない人
- だけどめんどくさくてあんまり考えていない人
【親の死後に後悔しない!】散骨は簡単にできるよ!流れや費用を説明します。(墓じまいも可能)
我が家の母は、なんと私が小学生くらいの時から、
ママが亡くなったら〇〇の海に散骨してね!
と明るく話す母親でした。
どんだけ墓に入りたくないねん。
と思っていましたが、まぁ、本人の好きなようにしてあげよう、と、母が亡くなったあとは、散骨しようと思っています。
この度、祖母が亡くなったことで散骨について初めてきちんと調べたので、シェアします。
ではいってみよう。
散骨とはなんぞや?
散骨とは、死後に墓跡に納骨するのではなく、海や山に遺灰を撒いて供養する方法のことを指します。
「お墓に入りたくない!」という方や、「死後は自然に還りたい!」という方に人気です。
散骨には、海洋散骨、空中散骨、宇宙散骨、山林散骨など、様々な種類が存在するのをご存知ですか!?
知らんかった…
今回はその中でも、一番人気のある「海洋散骨」についてご紹介します。
散骨のメリット
- 故人の希望を活かせる
- 後継者が途絶えたときにお墓の問題が起こらない
- 料金がとんでもなくリーズナブル
- 亡くなった後の開放感
散骨の一番のメリットは、「私はここの海で眠りたい!」などの、故人の希望を活かせることです。
詳しい料金は後ほど詳しく説明しますが、業者にお願いしても、墓石を所有することに比べるととてもリーズナブルな金額となります。
お墓が遠方でなかなか墓参りに行けない、メンテナンスを行えないといった問題や、後継者がいなくなったときにお墓をどうするか、という問題も不要です。
散骨のデメリット
- 特定の場所に墓石がない
- 親戚の理解が得られない場合がある
一方、散骨のデメリットとしては、特定の場所に納骨されていないため、
また、墓石に対して熱い想いをもった親戚がいる場合は、親戚からの理解を得るのが難しい場合もあります。
故人の希望であれば、散骨希望!と一筆書いておいてもらうといいかもしれません。
(軽い)
散骨は違法!?
刑法190条に遺骨遺棄罪という怖い名前の法律があるのだそうですが、
法務省が、1991年に、葬送のための祭祀として節度をもって行われる限り遺骨遺棄罪(刑法190条)に違反しないとの見解を示しています。
つまり、おかしなことをしなければ、特に問題ないってことです。
あぁよかった
ご心配な方はこちらでご確認ください。
ゴリゴリと骨の形が残った状態で散骨してしまうと、事件と勘違いされてしまう可能性がある、
ということだけ念頭にいれておきましょう。
ところで、散骨って、海に遺灰をまくこと、残った骨はどうすんだ?!
とうっすら考えていたままどん。
どうやら、専門の業者があるのね。
散骨=自分で海に骨(遺灰)をまく
と思っていたままどんにとっては、ちょっと眼からウロコです。
業者に依頼すると、骨もちゃんとパウダー処理してくれるので、事件とか、骨の処理とか、いろいろ心配しなくて大丈夫なようです。
「散骨」の流れ
散骨散骨、と言われて育ったままどん、親の希望する海に散骨してあげたいと思っていましたが、よくよく調べてみると自分でぱらりーと撒けばいいってわけではなさそうです。
というわけで、餅は餅屋、散骨は散骨業者!
ということがわかったので、散骨業者について(いいかたあってる?w)を調べてみました。
散骨業者に「散骨」を依頼するときの流れ
- 砕骨
- 出航
- 散骨式(献花、献水、黙祷)
- 帰港
基本的にこんな感じのパッケージで出している業者が多いようです。
上記に加えて、メモリアルDVDをセットにしてくれたり、メモリアルクルーズをオプションで行ってくれる業者もあります。
墓じまいとして「散骨」するのもアリ!
お墓の後継者不在になった場合や、遠方で管理仕切れなくなった場合などは「墓じまい」をする必要があります。
住んでいる場所に近い墓地や、永代供養墓地に移す方法もありますが、「散骨」を選ぶことも可能です。
墓じまいの流れ(メンドくさい)
- 親族へ相談
- 墓地の管理者に墓じまいの意向を伝える
- 自治体で改葬の諸手続き(メンドウ)
- 遺骨の取り出し・閉眼供養・抜魂法要
- お墓の撤去
- 散骨
墓じまいは、手続きが煩雑で、費用もかかることから後回しにしやすいですが、後継者がご両親の代で途絶えてしまう場合は、ご両親も元気なうちに一緒に考えておく方が得策ですよね。
両親が元気なうちに、墓じまいについても話し合わないと…
ご両親が散骨を希望する海に、ご先祖様も散骨すれば、ご両親もご先祖様たちと一緒の場所で眠れるのでなんか子どもとしても安心な気がします。
墓じまいは、手続きが超煩雑なので、まるっと業者に投げた方がよさそうです。
すごく!高額な料金を取る業者もあるので、業者の見極めには注意が必要です。
安価に墓じまいを依頼する→
散骨にかかる費用相場
ところで、散骨って費用はいくらくらいかかるものなのでしょう。
海に散骨するタイプの散骨の相場についてご紹介します。
散骨にかかる費用相場
業者があることすら知らなかったけど、散骨の種類があるなんておったまげでした。
そして値段が安くておったまげでした。
種類 | 費用 | 内容 |
---|---|---|
代理散骨 | 5万円〜10万円程度 | 代理で行ってもらえる(参加不要) |
家族参加の散骨(乗合) | 10万円〜20万円程度 | 複数家族と乗合で行う |
家族参加の散骨(チャーター) | 20万円〜35万円程度 | 貸し切りで散骨 |
なんか、海洋散骨って、思っていたよりフルパッケージですごく安いんですけど、こんなもんで良いのでしょうか。
こんな安いなんて知らなかった〜!
お墓の相場は100万円〜200万円、維持管理コストも年間数千円〜数万円します。
それを考えると、冠婚葬祭は、殿さま商売だから相場も合わせてきているのかなぁ、考えていましたが、めちゃ安い。
全国やっている業者を探したところ、みんなの海洋散骨
個人手配するより絶対に法律的にも安全で安心で、お得です。
(心は決まった)
墓石にかかる費用相場
ご参考まで、墓石にかかる費用相場も調べましたが、これまたとても高くておったまげです。
項目 | 費用 | 内容 |
---|---|---|
墓石代 | 60万円〜200万円程度 | 墓石の種類によってピンキリ |
永代使用料 | 35万円~130万円程度 | 土地をずっと使っていいよーという料金 |
管理料 | 5,000円〜2万円程度/年間 | 地域によって異なる |
相場として100万円〜200万円ですが、墓石の種類や地代(永代使用料)を高いものにすると、青天井です。
ちなみにこの永代使用料は、土地を購入しているのではなくて、「利用する権利料」のため、売買はできません。
こんな高いなんて知らなかった〜!
海外の散骨について
海外の海へ散骨したい、という方もいらっしゃると思いますが、海外の散骨ではそれぞれチェックすべきポイントがあります。
- 遺骨の持ち込みが問題ないか
- 法律上、宗教上、散骨が問題ないか
- 業者がプランを組んでくれているか
遺骨の持ち込みに関しては、申請しないと没収や罰金がある場合もありますので、事前にしっかりとチェックしましょう。
ハワイの散骨
ハワイでは遺骨の持ち込みや散骨は法律上問題ありません。
でも、環境保護情、海岸から3マイル以上離れた場所で行うよう、法律で定められているので、海岸から勝手にまかないように注意しましょう。
日本語対応の散骨の代行業者も多数存在するので、問い合わせてみましょう。
オーストラリアの散骨
オーストラリアも、遺骨の持ち込みに申請が必要になるものの、散骨は法律上問題ありません。
世界の中心で愛を叫ぶ、で有名なグレートバリアリーフに散骨を夢見てる方もいるのではないでしょうか。
(いない?!)
グレートバリアリーフでは、現地で散骨のプランを打ち出しているようなので、チェックしてみてもよいでしょう。
日本語サポートは期待しない方が良さそうです。
スペインの散骨
わたくしごとではございますが、叔母はスペイン人です。
そして、子どもなし夫婦。
以前、祖母の法事の際に、希望の墓について聞いたところ、
ワタシは、スペインに散骨オネガイね。
と、軽くお願いされています。
散骨で日本と世界を回ることになりそうです。
スペインについては情報が出ておらず、法律なども含めて、情報アップデートしますね。
(誰の役に立つんだろう。w)
もしスペインの散骨に詳しい方がいたら、教えてください。
海洋散骨以外の散骨もアルヨ
散骨とひとことでいっても、海にまく「海洋散骨」のほかにも色んな種類の散骨がありますよ。
ご両親と一緒に、好みの散骨方法を語り合ってみましょう。
宇宙散骨
さすがの令和、今はなんと宇宙に散骨できる時代です。
宇宙散骨とは、遺骨をカプセルに入れて、ロケットで打ち上げます。
前澤さんは宇宙散骨されるのかもしれませんね。
ちなみに費用は50万円〜上は青天井です。
流れ星供養だと、$2,000〜あります。(なんでそんな安いのだw)
死んだら本当に星になれるって感じでちょっとロマンチック。
でも個人的には、狭い墓石は嫌だけど、宇宙に放り出されるのは怖いので、地球に留まりたい。
空中散骨
空中散骨とは、セスナで空から遺灰を撒く散骨の方法のことです。
また、気球を使って遺灰をまく、バルーン散骨もあります。
費用は20万円〜50万円程度です。
なんか、お墓以外全部安くないですか…
山林散骨
山林散骨は、海洋散骨や宇宙散骨などと異なり、山林の所有者の許可をとる必要があります。
また、土地のため自治体の条例で禁止されている場合もあるため、故人が好きだった山に散骨してあげる、という希望がかなうかどうか自分で調べることは難しいです。
山林散骨の場合も、ご自分の土地でない限りは業者に依頼した方が安心ですね。
費用は5~10万円程度です。
まとめ:散骨は簡単にできるよ!流れや費用を説明します。(墓じまいも可能)
調べていたら、私の知っている海にまくタイプの散骨だけでなく、宇宙散骨とか、空中散骨とか、山林散骨とか、ひとえに散骨といっても、いろいろ種類があって驚きました。
幼少期からの母に受けてきた散骨英才教育(笑)による影響からか、ワタシもアンチ墓跡派です。
あんな狭いところに詰め込まれてたまるか!
と思っています。(バチ当たりですみません)
死後に、遺族が集まって船をチャーターして散骨しに行く、って、すごくロマンチックではないですか?
墓参りってちょっとだけくらいイメージがありますが、毎年「墓参り」じゃなくて「海参り」するのも、なんか明るくてとてもよい!
死ぬことも考えたくないし、家族と死後の話なんてできないよーー!
というタイプの方も多いようで。
死後の話はタブーだったりする家庭も多いようですが、
死んだ後のことは、死ぬ前にしか決められない!伝えられない!
というわけで、帰省のタイミングでご両親の死んだ後の希望をしっかりと聞いておいてあげるのも、親孝行なのではないかなぁ、と思っています。
なので、我が家は両親が病弱なこともあり、積極的に死んだ後の話もしています。
(おかげさまで、万が一があったときに、散骨してもらう業者も決めちゃいました。)
ままどんも今のうちから年子BOYSに、ママの散骨の英才教育をしておこうと思います。
\ 全国の船がチャーターできちゃう/
墓じまいが必要な方は、とりあえず見積もりだけでも取っておくと目安や、やるべきことがわかって安心です。
(自戒を込めて)
\ 墓じまいしたい人は見てみよう/
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