【停留精巣】手術後も安心してはいけない理由と、セルフチェックの方法(主治医に聞きました)

こんにちは。ままどんです。
我が家の長男くんは、2歳のお誕生日に停留精巣の手術をしました。

手術は比較的難しくないものらしく、成功率も高いのでそこまで心配はしていませんでしたが、
手術後はさらに、

手術したからもう安心〜!


と思っていました。

しかし先日経過観察に行った際に、主治医の先生に、

手術後もしっかり経過観察をする必要があること、
本人がリスクを把握しておく必要があること、


などを詳しく教えていただきましたので、同じ境遇にいらっしゃるみなさまにシェアしたいと思います。

この記事はこんな方におすすめ!
  • 停留精巣の手術をしたことがある人・家族
  • 停留精巣の手術さえすれば、とりあえず大丈夫だと思っている人
  • 停留精巣の手術について、本人にあまりしっかり語っていない人
  • 手術後、成長期までになにをすればいいかよくわからない人
目次

【停留精巣】手術後も安心してはいけない理由と、セルフチェックの方法(主治医に聞きました)

基本的に、精巣は、5歳くらいまで成長し、それからは思春期になるまであまり成長しないんだそうです。

なので、停留精巣の手術後、5歳くらいまでに異常がなければ、そこまで無駄に心配はしなくていいそうです。

しかし、手術したからと絶対安心!もう大丈夫!なわけではないので、そこはしっかり理解しておきましょう。

では、何を心配して、何をすればいいのでしょうか。

【停留精巣】手術後も安心してはいけない理由

停留精巣って、そこまで危険を伴う手術でもないし、手術が成功すればとりあえず大丈夫!
と思っていませんか?

はい、ままどんは思っていました。
しかし、先日主治医の先生が変わり、詳しく教えていただきました。
過剰に心配する必要はないが、手術で成功しても、リスクはあるということを認識しておく必要があると教えていただきました。

手術後に安心してはいけない理由
  • 手術で精巣を陰嚢の中に固定するが、成長に伴い戻る可能性がある
  • 精巣が戻ってしまった場合、不妊になる危険性がある
  • (精子が体温に耐えられず死滅してしまう)
  • 精巣が戻ってしまった場合、精巣がガン化する危険性がある
  • (お腹の中で精巣が異物と認識されてしまう)

この、リスクに関しては、しっかりとセルフチェックをしておき、異常があったときにすぐ気付ければ、再手術をするなどの対応を取れるので、大事になりません。

つまり、早く、自分で異常に気付けるか、が大切です。
そのためには、日々のセルフチェックが超重要になります。
(ある程度大きくなるまでは、ママがチェックしましょう。)

【停留精巣】手術後のセルフチェックの方法

では、どのようにセルフチェックするのでしょうか?
主治医の先生に教えていただいた方法をお教えします。

セルフチェックの方法
  1. 自分で自分の睾丸を触ってみて、中身がきちんとあるかを確認できること
  2. 左右の睾丸の大きさを確認し、本人が異常に気づけるようになること
  3. 将来、万が一不妊になった場合に、自分の病気が原因かもしれない、と理解できること

自分で睾丸の中身を確認

雑な絵ですみませんw

お風呂に入る時などに、左右の睾丸を少し押すように触り、中身(精巣)が睾丸の中におさまっているか、チェックします。
1週間に1回日曜日のお風呂でチェックなど、決めておくと忘れ辛いです。

1歳半くらいで手術することが多いため、小さいうちはママがチェックしましょう。
大きくなってきたら、理解のためにも自分でチェックさせることも大切。

5歳長男は、お風呂で時々チェックして、

長男くん

ママー!おちんちん、ちゃんと中身あるよー!

と、ご丁寧に教えてくれるようになりました。

敏感なお年頃になってママがデリケートゾーンのお話などをするのは、
本人が聞く耳を持たなくなる可能性があります。
必ず小さいうちから習慣化しておきましょう!

左右の大きさや位置の異変に気付ける

左右の大きさについても、同じく睾丸を少し押すように触って、中身の精巣の大きさに差がないか、チェックします。

なお、術後の時点で既に大きさに差があることも多いので、左右対象じゃない!!と焦らないようにしてください。

急に小さくなった・明らかに前より大きさに変化がある場合は、早めに受診して、主治医に確認してもらってください。

将来の妊娠のためにも本人が理解しておく


1歳半くらいまでに手術をすることが多いので、子供本人が理解することは難しいです。
しかし、一緒に日々のチェックをしていくことで、自分の病気に対する理解が深まります。

下記、主治医に教えていただきました。

きちんとチェックして、経過を観察できていれば、精巣の位置が睾丸の外へ移動してしまっていることに気づかずに精巣が癌化してしまったり、不妊になったりというリスクはほぼありません。

しかし、万が一将来子供ができづらかった場合にも、自分の手術歴や、睾丸の状態などを把握しておくことで、早めの検査や、不妊治療ができたりと対策を練ることもできます。


自分のためにも、パートナーのためにも、早い段階から理解しておくことが大切ですね。



まとめ:【停留精巣】手術後も安心してはいけない理由と、セルフチェックの方法(主治医に聞きました)

いかがでしたか?
停留精巣、あなどるなかれ。

友人の息子さんは、一度手術成功しましたが、少ししたら戻ってしまって、再手術となっていました。
しっかりとチェックしていないと気付けません。(先日までの我が家なら気付けなかったかも)
日々の経過観察が、大切ですね。

主治医から、この停留精巣の手術後の、セルフチェックの重要性のお話を聞いてからは、今までノータッチだった睾丸チェックをしっかりと行っています。

デリケートな場所だからこそ、小さいうちからの習慣にすることが大切です。

また、睾丸のチェックをするタイミングで、いい流れで性教育へ持っていけるので、とても助かっています。

我が子がはまっている図鑑(DVD付き)。
これにも精子や卵子のお話が出てくるので、説明がしやすいです。


自分の体を大切にすること、ケアすること、理解することは、自己肯定感にも繋がり、ひいては、将来のパートナーを理解・気遣うことにもつながります。

同じ境遇のママさん・パパさんのご参考になれば幸いです♪

是非、お子さんと一緒にセルフチェック、実践してみてくださいね。

全てのパパ・ママがHAPPYに過ごせますように♪


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